瀬戸内市は、多くの芸術家を生み出した創作の地であり、また日本特有の伝統的工芸美術品である日本刀の多くを創り続ける備前長船を有します。瀬戸内市立美術館公募展は、新しい世代の創作や芸術を見出し、育てていくために立ち上げたものです。
 今回テーマを「刀剣の里備前長船」にちなみ、日本刀に関係したモノをテーマにした絵画、イラスト等とし、地元をはじめ全国から募集し、審査の後、瀬戸内市立美術館にて展示会を行い広く公開していくというものです。瀬戸内市ならではのテーマを掲げ、地元クリエイターだけでなくより広くの創作者に光を当て、可能性を開いていきたいと考えています。


ご挨拶

瀬戸内市長 武久顕也(たけひさ・あきなり)

 

瀬戸内市長 武久顕也

 瀬戸内市立美術館公募展を開催するにあたり、御挨拶を申し上げます。
 瀬戸内市の新しいまちづくりの指針として「人と自然が織りなす しあわせ実感都市 瀬戸内」を将来像とし、そのひとつに、歴史や文化を大切にするまちづくりを進めています。
 そこで、「夢二生誕の土地」であり、また伝統的な「刀剣の里」としても知られる瀬戸内に新しい「創作の息吹」を吹き込んでいこうと今回この公募展を立ち上げました。
 本公募展は、市内をはじめ県外からの児童、生徒及び将来その道を目指す方、プロアマ問わずに公募を行うことにより、新しく豊かな感性と限りない創造力を見いだし、引き出し育てていく事を目的の一つとしております。
 今後も、本公募展をはじめ、様々な創作への取り組みを積極的に展開してまいりたいと思いますので、引き続きお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

瀬戸内市立美術館長 岸本員臣(きしもと・かずおみ)

 瀬戸内市の誕生後、市ゆかりの作家の作品を展示して、広く「芸術の街」としての瀬戸内市を位置づけ、アピールしていくための「場」として開館して2年が立ちました。
 収蔵品の核をなす佐竹徳画伯の作品展で始めた企画展はその後、日本画、油彩、木彫、陶器など様々なモノ・ヒトで開催してきました。そんな中、「豊かな自然と歴史を活かした交流と創造の都市〜つなぐ・いかす・つくる〜」という目指すべき形へ向かって次の一歩として、市内、県内外からの公募展を企画いたしました。
 テーマは、もう一つの瀬戸内市の伝統的工芸美術品である「日本刀」を取り上げました。新しい創作の世界にご参加ください。